【Review】Chris Mullin “Sooner or Later”

sooner or later COVER_ART_medium sizeHurricane#1のベーシストの他、故郷リバプールでThe Sums(元SmallerPeter “Digsy” Deary率いるバンド。Noel Gallagherとは長年の親友で、Oasisの’Digsy’s Dinner’は彼のことを書いた曲)のメンバーとしても活動中のChris Mullin、新作は4曲入りのEP。前作 “Myself Fooling Me” は、どちらかというとシンガー/ソングライターの作品という印象で、アコースティック・ギターやピアノを軸にしたサウンドが展開されていたが、今作は、より “バンド” らしさを感じるサウンド。最盛期を肌で知るChrisらしく、成熟したブリットポップといった趣。その中でもひときわ輝いているのが、Track-2 ‘Just Want You To Know’ と、Track-4 ‘Sooner or Later’。’Just〜’のパーカッシブでエッジの効いたアコースティックギターとディストーショナルなエレキギターとの対照的なサウンドが織り成すサウンドの見事さは、Chris Mullinというアーティストの鍵になるというか肝になるというか、(特にサウンド面において)アイデンティティーへと繋がる重要な可能性を秘めた楽曲だと思う。凡百のバンド/アーティストとは一線を画すアーティストだってことを証明できるかというね。そして、トラッド色濃い’Sooner〜’は、ソングライターとしての力量を感じるには十分すぎる良曲。
噂によると、次回作はいよいよフル・アルバムのリリースとのこと。今作で垣間見られた方向性の更なる進化を期待!
https://chrismullin.net
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