【Interview】Osamu Satoyama (The Mayflowers)

The Mayflowers2

ーー約4年ぶりのニュー・アルバム「WILD ONE」、完成おめでとうございます!
ありがとうございます!

ーーいよいよ発売が間近に迫ってまいりましたが、今の心境は?
ここ1,2年ぐら出す出すと言いながら、X Japan並に流れてきたので、ようやく公約が果たせるなと!実の所、締め切りギリギリでの制作だったので、ホッとしてます。いよいよですね!!

ーー現体制になって初のアルバム。 正直ここまでストレートなロック・ アルバムになるとは思ってませんでした
それは嬉しい!まさに、ストレートでシンプルなロックを意識して制作したアルバムなんです。今は情報過多で色々と気疲れする社会じゃないですか?もう少し、シンプルで野性的でお馬鹿に生きても良いんじゃないかなと僕は思 うんです。そういう我々のアティテュードも込めて新作は「WILD ONE」というタイトルにしました。つまるところ「ワイルドで行こう!」なんですよ。メイフラワーズ版・Born to be Wild!!

ーーコンセプトや方向性はあらかじめ見えていたんですか? レコーディングが進むうちに変化していったとか?
そうですね、 シンプルな楽曲とアレンジは最初から意識していました。当初はもう少し、UKロックのクールな音を意識して制作していましたが、ギタリスト・大瀧が加入した影響で、もっと広い意味での「王道ロック」 というコンセプトがより確信になったと思います。しかしながら、ここ2年間で作られた楽曲なので、 楽曲はバラティに富んだ内容になっていると思います。ざっくり言えば、
UKロック~パワーポップ~ハードロック
三部で構成されていると思います。

ーー前作(”Ship Of Theseus”)は「ザ・里山ワールド」という感じでしたが、 今作はまさしく「”バンド” The Mayflowers」ですね!
まさに言わんとすることを感じて頂き、ありがとうございます。前作は職人ポップス。キーボード、 シンセ等の音を詰め込む事がコンセプトでもありました。今作はシンプルなロックサウンド(ギター、ベース、ドラム) にこだわった作品です。アレンジはシンプルですが、前作同様、 楽曲はかなりバラエティに富んだ作品になったのかなと思います。

The Mayflowers

ーー収録曲は全て新メンバーになってから書いたんですか?
ほとんどの曲はここ2年の活動で作ってきたものになります。今回収録の作品で新メンバーになって書いたのはWILD ONEですね。しかし、 この1曲が今のバンドの姿勢を示す曲になったと思います。 不思議なものですね。Starlightに関しては10年ぐらい前からある曲です。王道なロックアルバムに収録されてるバラードが結構好きなんですよ。新たなアレンジを加えて録音してみたら良い出来になってて気に入 っています。

ーー2人が加入してから、曲作りやサウンド面においてなど、何か変化というものは感じていますか?
全てにおいて、シンプルでストレートなもの、よりプリミティブなものに惹かれる様になっていると思いますね。今回の作品ではオーバーダビングも極力排除しました。曲作りについても、音の隙間とかスペースを意識した事に最近は興味があります。5月のワンマンライブでもゲストを呼んで、音を盛る事は可能だったのですが、あえて3人だけの編成にこだわりました。ギターの大瀧くんが鍵盤も弾けるのでそんな部分もフューチャーし ていければと思います。ライブではフリー・ インプロヴィゼーションな場面とかも増えてきて、よりライブバンドとしての側面が強くなってきたと思います。

ーー大瀧君もだいぶ馴染んできましたね。 バックボーンがしっかりした上での破天荒っぷりには、 往年のギターヒーローとダブるところがあります。 プロレスラーでいえば、中邑真輔の滾りに通ずるものがある笑
そうですね! 大瀧の絶滅危惧種なロックスター然とした佇まいは今のロック界において貴重だと思います。どんどん目立って頂きたい!!本物志向の所がメンバー3人とも共通項なので、リハーサル終わってからも話が尽きない。今年のツアーで沢山揉まれて、お互いに成長していきたいですね。伸びしろがあるメンバーとやれる僕は幸せです。

ーー僕も何度かセッションしたけど、彼の後ろでギターを弾くのはとても楽しい!
そうですね!森さんとも似たロックンローラーな感性を持っているからかもしれない。全国のロックオジさんがファンになるのは時間の問題ですね。当人は黄色い声がもっと欲しいみたいですけどww

ーーレコーディングは順調に進みました? 苦労した点などありましたか?
いや~全く順調じゃない。ロックンロール!(笑)2年ぐらい前から制作を開始したのですが、 途中で何度も中断しました。あと、海外から自分達でバンド呼んだりしてイベントを企画してたでしょ?実はこちらの予想以上に大変な事で、創作時間をカットされてたので「俺ら何してんだろ?」 というジレンマがありました。その直後にメンバーチェンジもあったので、バンドを建て直すのに昨年は丸一年費やしたと思います。それと、レコーディングは自分に向き合う「精神と時の部屋」 だと思っているのですが、何度も自分に負けたり、逃げ続ける情けない自分が居ました。それらをクリアすることで、また一回りタフになれたと思います。唯一順調に進むのはルイージ君のドラム録音。 彼は一発OKとかありますから信じられません。グレート!!

ーーレコーディング時のエピソードとかありますか?
特に面白い話しはないかぁ???すみません。

ーー大丈夫です!では、レコーディングで使用した主な機材を教えてください
■Guitar
Fender Stratocaster 54’s model
Epiphone Casino
Gibson Les Paul Special
Gibson Firebrid
Gibson J-45
■Bass
Rickenbacker 4003
Fender Jazz Bass
Gibson EB-2

ーーMark Frith(The Troubadours)や、Gary Frenay(The Flashcubes)との共作曲も収録されてますね
Mark Frithは「Nightingale」という楽曲を提供してくれました。Mark Frithはリヴァプールのバンド、ザ・ トルバドールズのフロントマン。ポール・ウェラーから「英国伝統メロディの至宝だ!」 と言われサマーソニックなども席巻したリヴァプールの吟遊詩人。2016年にはMark Frithと僕等The Mayflowersでイギリスと日本でツアーを行い、 スプリットCDもリリースしました。マークがジャパンツアー中に「 メイフラワーズに曲をプレゼントするよ」 と言ってくれていたのですが、 忘れてた頃にふとデモを送ってくれました。マークとは今年5月のUKツアーでも再びリヴァプールで一緒にや ります。日英の友好関係に乾杯ですね!!楽曲はネオアコっぽいアレンジで仕上げてみました。
Mark Frith – All That Remains

Gary Frenay は「Starlight」,「Stay」 という2曲でLyricsを提供してくれました。Gary Frenayはニューヨークのバンド・The Flashcubesのリーダーで、2012年にジャパンツアーで来日した時にThe Mayflowersでは京都・ 東京でフロントアクトを務めた事がきっかけです。60年代のThe Moveというサイケ・ ポップなバンドが共通のフェイバリットなんですが、 一緒にセッションして関係が深まりました。その後、Garyさんのソロアルバムに参加要請があり、 2曲をデモから一緒に制作してリリースしました。蓋を開けたら、Marshall Crenshaw、Paul Carbonara(Blondie)Tommy Mandel(Bryan Adams)という凄いゲスト参加してて、 自分がそこで演奏できて興奮しましたよ。その後、メイフラワーズは僕一人の時期があったのですが、「 Osamu何してんだ?いつ作品出すの?一緒に曲作ろうよ。 力になれることがあれば連絡してくれ」と常々コンタクトしてくれる優しいGaryさんの支えがあり、 ようやくコラボレーションが実現しました。大事に歌いたい2曲です。
Gary Frenay – Blue Topaz

ーー全曲解説お願いします!
01 Rollin’ Stone
タイトルどおりの”ローリングストーン”なナンバー!
説明不要(笑)タイトルまんまですね!
Like a Rollin’ Stone「転がっていこうよ」という曲です。キースが弾いていないリフを発見しましてね(笑)Primal ScreamでいうとROCKSかな。とにかくオープニングからベタにしたかったんです。タイトルは「ロックンロール」でも良かったんですよ。
02 Wild One
これは王道のブリティッシュ・ハードでしょ?ギターリフ・ソロ、シャウトするボーカル、シンプルなドラム& ベース。FREE,AC/DC,Sladeとかそのあたりからの影響。このあたりの曲って日本でオリジナルで演ってる人居ないでしょ?ハードロックとメタルが同義語で使われている感じではなく、もっとブルーズがベースになっているハードロックが好きですね。サビは「ワーワーワー」でみんなで合唱して欲しいです。

03 Getaway
これは従来のメイフラワーズにありそうな骨太なパワーポップ。モータウンのビートにロックリフを乗っけたイメージ。The Knackのマイシャローナばりの長尺のギターソロでは大瀧が弾 きまくってくれて勢いでました。途中にヘヴィメタルなピッキング・ ハーモニクスも聴きどころですよ!
04 Funk#69
James Gangか?と思いきや、レニーを彷彿とさせますね
まさに!James Gang、Lenny Kravits、Mother Earthのファンク・ロック的な曲が大好きで、結成当初はそんなロックがやりたかったんですが、 ようやくそんな1曲ができたと思います。ファンクロックと濃厚なコーラスワークの相反するコントラストを 感じて頂きたいです。タイトルは「ファンク・ロック」と読みます。Play that funky music till you die!?
05 Starlight
ビートリッシュなピアノバラード。ロックバンドのやるバラードが好きなのでそんな1曲に仕上げまし た。ビートルズ、オアシス、エアロスミス、JET、 それこそモトリー・クルーのHome Sweet Homeとかね!メロトロンやオルガンでよりビートリッシュなアレンジに仕上がっ たと思います。Gary Frenayが作詞、ピアノはMarie France(aka Les Cappuccino)が担当してくれました。ステージでは大瀧がピアノを弾きますよ!
06 Comes Alive
これも僕にとっては箱庭的とでもいいますか、従来のメイフラワーズにありそうなブリティッシュ・ ビートな1曲ですね。ビートルズやThe Whoのあの感じ。
07 Dirty Mac
メイフラワーズ流のブギー・ナンバー。クィーン、ELOばりの濃厚なコーラスワークでしょ?ファルセット・ヴォイス限界までチャレンジしています。シンプルに聴こえるかもしれないけど、1番から3番まで転調し続けるので、 結構ひねくれた曲かもしれない。ライブで再現するのに大苦戦しています。色んなオマージュが楽しめる1曲となっております。タイトルはブルーズをやるジョン・レノンをトリビュートしてる。
08 Stay
アルバムでも最初期に作った曲。アコースティック1本でシンプルに聴かせる事ができる曲が作りた かった感じです。オアシスのノエル・ ギャラガーのライブに行った直後に作ったので当然ながらその影響 を受けていると思う。歌詞はGary Frenayが担当。Lyricsはハリケーン#1のアレックスの人生なんかをイメージしてGaryにはリクエストを出しました。
09 Nightingale
マーク・フリスからの提供曲。トルバドールズのデモとして作ったものみたいです。デモが何を弾いているか分からないぐらいラフだったので苦戦しま した(マークごめんよ)ネオアコ的な1曲に仕上がったかと思います。そう思うとWILD ONEはバラエティに富んだアルバムだと思いませんか?(笑)
10 Supernova
こちらも王道のUKロックといいますか、ロンドンではなくリヴァプールのバンドが演っている佇まいのイメージ。アルバム制作の最初期に出来た曲です。
11 Shine On
静と動を感じて頂きたいサイケでスペーシーでグルーヴィーな曲。構成や演奏も少しプログレッシブ・ ロック的なアプローチを試みています。世界の多くの宗教者が説いてきた「光」をイメージしています。

ーー楽曲中やタイトルなど随所にオマージュ的なものが見え隠れして、 そんな楽しみ方もできますね
そうですね!どうしてもアレンジの段階で魔が差してしまうんですね~。我々のライブでは更にオマージュを入れ込んでる曲とか沢山あるので、終演後にお客さん、スタッフ、 共演者に突っ込まれるのを快感としております。そういえば、ライブハウス・拾得のテリーさんが言うには、Los Lobosが来日したとき、 ホボホボ全ての曲がカヴァーだったと言ってました。音楽ラバーだとそうなるのがわかる気がしました。

ーーわかるわかる!気づいてもらえた時の快感たるや。。。
そうですね!この場合、「俺のオリジナル聴け」とかそんなエゴはどうでもよいんですよね。あと、単純にその場のお客さんを喜ばせたいっていう気はありますよね。

ーーこの3人で目指していきたいことは?
ロックで世界征服しかないでしょう!(笑)えーと、その前に、、、、目の前に居るお客さん一人一人に楽しんでもらえる演奏をすることです。基本的な事を大切にしていきたいと思います。

osamu

ーー最近よく聴いてるアルバムは何?
The Mayflowers「WILD ONE」
ここ3ヶ月ぐらいレコーディングとミックスで聴きっぱなしでして (笑)
他のアルバムを聞けてない。ツアー中に色んな所でCDを買うのは楽しみですよね。

ーー今年もまたどこかで一緒に “Girl Friend” やりましょう
是非是非!ロックの定番ソングだから色んな場所でできそうですね!ツアー中、どこかの会場でサプライズ出演しちゃいましょう!!

ーー僕が出ても全くサプライズになりませんよ笑。誰?って。年1対バン、今年もやりましょう!Basement Tapesがいいですね。トミー・キーンを思い出しながら。
ハハハ!でも、森さんと大瀧くん二人のギターで歌うのもテンションあがりますよ。昨年、大阪のBASEMENT TAPESは出演者もお客さんもあったかい人ばかりで、ホントに良いイベントになりましたね。天国のトミー・キーンにもきっと届いたのではないでしょうか?またみんなでやりましょうね!

ーーよろしくお願いします。今後の活動予定を教えてください
まずは地元京都でCD発売を記念したリリース・ パーティーやります。
それから、5/16(水)The Mayflowers ニューアルバム「WILD ONE」リリース
そこからUKツアー
・ビートルズの聖地リヴァプール・キャバーンクラブでのライブ
・Mark Frith &The Mayflowers Tour
・Free Spirits&The Mayflowers Tour
・リヴァプール・フェス出演
を予定しており、盛り沢山な内容です。戻ったら6月から国内ツアーを年内いっぱいやりたいなと予定して おります。
Mayflowers■The Mayflowers WILD ONE Tour 2018
5/05(土)京都・拾得 ワンマン
5/19(土)イギリス Liverpool Cavern Pub
5/20(日)イギリス Liverpool Cavern Club
5/20(日)イギリス Liverpool Cavern Club with Mark Frith
5/21(月)イギリス Liverpool Cavern Club with Mark Frith
5/23(水)イギリス Coventry  Drapers
5/24(木)イギリス London    TBA
5/25(金)イギリス London    Gunners
5/26(土)イギリス Lemington Spa  Leif Bar
5/27(日)イギリス Liverpool Concert in Square Festival
6/22(金)東京・吉祥寺プラネットK
6/23(土)東京・渋谷ラママ
7/20(金)近日発表
7/27(金)岡山・ペパーランド
8/19(土)新潟・WOODY
8/20(日)金沢・メロメロポッチ
8/25(土)近日発表
8/26(日)近日発表
and more…

ーー最後にファンの皆さんにメッセージを!
いつも応援してくれてる皆さんありがとうございます。そして、はじめましての皆さんよろしくおねがいします。王道ロックなニューアルバム「WILD ONE」が出来ました。是非聞いてみて下さい!そして、国内ツアーも回ります。お近くに行ったときは気軽に遊びに来て下さい。メンバー一同大歓迎します。ロックンロール!!

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The Mayflowers ニュー・アルバム『WILD ONE(ワイルド・ワン)』
発売日:5月16日
品番:ROCP-008
販売元:ディスクユニオン
レーベル:Rooster Records
価格:¥2000(税抜)
曲数:11曲

The Mayflowers 公式ウェブサイト

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