
おおらかで牧歌的、耳馴染みの良いメロディーは初聴きでも何となく口ずさんでしまう、どこか懐かしさのある魅力に溢れ、ナチュラルなクランチ・サウンドで奏でられるギターは、華美な装飾のない作り手の温もりが伝わる素朴な音。
自家栽培の新鮮野菜は素材を活かしたシンプル調理が1番、一聴すると薄味の印象を受けるかもしれませんが、噛めば噛むほど聴けば聴くほどオルタナ・カントリーの旨味がジュワ〜っと染み出てきます。もう、この曲のここを聴け!とかそういう感じではなくて、全10曲トータル・タイム35分弱を堪能していただければと、そう思う次第です。海よりも山、砂浜よりも牧場、夜より昼、あぁ、那須街道ドライブに行きたくなってきました(唐突ですが、僕は那須が大好きです。事あるごとに何かと理由つけて通い詰めてます。那須について語り出したら超長文になるので、またの機会に)。
The JayhawksやWilco、Teenage Fanclubなどが好きならマスト。本当に飽きの来ないアルバムです。
よかったら、今作を機にDropkickのアルバムにも手を広げてみてくださいね。
SONG LISTING;
01. Won’t You Talk To Me
02. I Saw Through You
03. In Their Shoes
04. Someone
05. Gone
06. Who We Really Are
07. Stories
08. Couldn’t You Call?
09. Standing Still
10. Can’t Clear My Head
Dropkick official website; http://dropkickmusic.co.uk