【Review】Watchmen “I AM”

a0533601270_16シンガポールのシンガー/ソングライターKevin Mathews…彼の別名ユニットが、このWatchmen
音楽、映画、コミックなどのポップ・カルチャー系ウェブサイト「POWER OF POP」や、レーベル「Kamco Music」の運営でも知られるケビンは、本国の若者達から絶大な支持を得ているカルチャー・アイコンにして、音楽界の重鎮。アーティストとしても、1993年に発表した“My One and Only” は国内でNo.1ヒットを記録、その後は主にソロ名義やThe Crowd、POPLANDというユニットでキャリアを重ねてきましたが、2008年からはWatchmenも復活。以降も精力的に活動を続ける彼が届けてくれたのが、タイトルもズバリ『I AM』。レトロ・ポップというコンセプトで制作されたというこのアルバム、まさに自身が影響を受けたと思われる音楽へのオマージュとも取れる作品となっています。アーバンなAOR風の”First Time”、ピアノ系SSWの影響を感じる”Sweet Insanity”や”Soul On Soul”など、全体的に良い意味で「枯れた」味わいを感じるしっとりとした作品なのですが、ザ・バーズ的な”Everlasting Hate”、クラブ受けしそうな16ビートのダンサブルなナンバー “So In Love“があったり、ファズギターが印象的な60sサイケ・ガレージっぽい”Groovy Baby”があったりと、なかなかに柔軟な感性も持ち合わせている様子。この辺りからも『I AM』な自信が伝わってきますね。シンガポール、あなどれないです。まだまだ世界には良い音楽があることを再確認させていただきました。

Track Listing;
01. First Time
02. Everlasting Hate
03. So In Love
04. Alpaca Blues
05. Sweet Insanity
06. Groovy Baby
07. Soul On Soul
08. What About Love