【Review】Nick Piunti “Trust Your Instincts”

Trust Your Instinctsモーター・シティ・デトロイトといえば、The StoogesやMC5、そしてThe White Stripesなど、いわゆるガレージ系を思い浮かべる方も多いと思います(私も)が、そんな街でひとり気を吐くパワー・ポップ・アーティストがNick Piunti。ソロの他、The Respectablesのフロントマンとしても活動していた彼の約1年半ぶりとなる最新作がコチラ『Trust Your Instincts』。

Nickの魅力といえば、クラシカルなスタイルのパワー・ポップ。今作でもその持ち味はいかんなく発揮されています。冒頭を飾るTrust Your Instincts、出だしのコード・ストローク ”ジャカジャーン“、「そもそもパワー・ポップって何?」という方、これですコレ(大雑把ですみません)、この豪快さと後に続くキャッチーなメロディー。この3分間でパワー・ポップの魅力を大体つかんだら、続くOne Hit Wonderでシングアロング。あとはもう虜でしょう!ミドル・テンポのVaguely FamiliarDumb it Downからはセンチメンタルな香りが。続くFade Outも、ほろ苦い味わい。この “切ない”感じ、Nickの甘さ渋さを兼ね備えたハスキーな歌声にぴったりなんですよね。キュンとしつつグッと来ます。Ready for Whateverは、ポップ・ロックの良さが詰まったナンバー。Bryan Adamsあたりが好きな人、きっと気にいると思いますよ。ラストはアコースティック・ギターが爽やかなStay Where You Are清涼感を運んでくるアルバム最後にふさわしいナンバーです。
レコーディング・メンバーは過去2作同様、Donny Brown (Dr)、Andy Reed (B)、Ryan Allen (G)というお馴染みのラインナップ。もはやNick Piuntiという”バンド“と言っていいでしょ!それくらい息のあった演奏が楽しめます。

(長々と書いてますが)この傑作に、くどくどしい説明なんて不要ですね。Trust Your Instincts!! Trust Your feelings!!!

 

Track Listing;
  1. Trust Your Instincts
  2. One Hit Wonder
  3. Blame in Vain
  4. Vaguely Familiar
  5. Dumb it Down
  6. Fade Out
  7. Ready for Whatever
  8. This Ain’t the Movies
  9. As Far as I Throw

10. Stay Where You Are