【Interview】平川雄一 Yuichi Hirakawa (The Pen Friend Club)

yuichihirakawa
photo by Yuko Suzuki

ーSTARTRIP初登場ということで、あらためましてSTARTRIPマークのデザイン、ありがとうございました!
いえいえ、こちらこそありがとうございます。使っていただいて光栄です。

ー第4期The Pen Friend Club始動から約4ヶ月経ちましたね。手応えや反響は?
おかげさまで非常に良いです。手応えアリです。
 ー平川さんの目から見た新ボーカル藤本有華さんの魅力を教えてください
歌に説得力があります。伸びやかで力強く、ピッチも確かです。あと英語の発音がナチュラルで素晴らしいです。日本語詞の歌も情感豊かに歌っています。

とにかく「歌うこと」に彼女なりの美学を持ってるように感じます。文句なしです。

ーさらに驚いたのはサックス・プレイヤー(大谷英紗子さん)の加入でした。サックスの音は、ずっと思い描いてたんですか?
結成前からビーチ・ボーイズの[Darlin’]をやりたい、というのがあったんでサックスの居るバンドがいいなあとは思っていました。
ペンフレンドクラブが本格的な活動を開始する前に男性のサックス奏者がいましたが、殆ど活動することなく去りました。
あと初代グロッケン奏者のJeniがサックスを吹くという案もあったんですが実現しませんでした。
今回加入した大谷は2015年、第三期のライブにお客として来てくれたんです。
その時に話して次の4枚目のアルバムのレコーディングにサックスで参加して欲しい、ということになったんですが、2016年の第四期始動の際に、どうせならレギュラーメンバーとして彼女に加入してもらおうと思い、声をかけた次第です。
大谷は音大のクラシック科の学生なんですが(2016年現在)、ジャズではなくクラシックであるところが非常にペンクラに合っていると思います。

今回バンドに新しく入ったパートですが、ライブでも録音でも存在感を発揮することになると思います。楽しみです。

ー3つの言葉で第4期の特徴を表現すると?
うれしい (いいメンバーに出会えてよかった~。ということです。これまでもそうですがメンバー交代の際に一切休止期間なく活動できているのは本当に恵まれてると思います。)
たのしい  (人数が増えてサウンドも厚くカッチリしてきたので毎回やってて楽しいですね。演奏もそうですが打ち上げなども。)

大好き (言わせんな、恥ずかしい。)

ーメンバーチェンジはリスクを伴うと思うのですが、それを乗り越えるどころか糧にし、更にバンドが人気的にも音楽的にも発展していっている訳ですが、その理由って何だと思います?
いいメンバーに出会えたからだと思います。それ以外ないです。

…というか人気あるんですかね?笑

thepenfriendclub
photo by Yuko Suzuki
ー早くも4thアルバムの制作が始まっているそうですが、コンセプトなどは決まっているのでしょうか?

コンセプトは「質的に前作を上回る」です。毎アルバムそうなんですけどね。

ーオリジナルは何曲くらいになりそうですか?日本語詞は?
オリジナル5曲、カバー5曲です。

オリジナル5曲のうち1曲がインストで、4曲が全部日本語詞です。

ーもし、誰でもいいから4thのプロデュースをお願いできるとしたら、誰に依頼しますか?

プロデュースは自分以外にはして欲しくないですね。それは一切、僕の作品でなくなるということですから。

ー平川さんにとってThe Pen Friend Clubとは、どんな存在?

趣味、日常ですね。

ーいつ頃から音楽を始めたのでしょうか?きっかけは?
1990年代初頭ですね。中学の時にモテたくてバンドを始めました。(現在に至るまでバンドでモテたことはないんですけど。)
その頃はゲームミュージックとYMOにしか興味がなかったんですが一緒にやっていた友達がブルーハーツやグリーンデイ、オアシス、ハイスタとかが好きだったので
何も分からずドラムを叩いてました。ライブとかはしてませんけどね。

ヤマハのドラムスクールとか通ってたんですよ。

ー曲作りの秘訣は?
自分のやり方は、最初にキャッチーかつ独特なコード進行を作るところからですね。そういうグッとくるようなコード進行がないと気持ちが乗らないですね。

あとは自分が許せるメロディーが出るまで待つ感じです。

ー影響を受けたというソングライターは誰?
ブライアン・ウィルソン

レノン/マッカートニー

ーサウンド、プロデュース面で影響を受けているのは?
ブライアン・ウィルソン
フィル・スペクター
大滝詠一
ボブ・クルー

ジャック・ニッチェ

ーバンドやってて良かったって思うときは、どんなとき?

常に思ってます。

ー唐突ですが、妄想バンドを組んでみてください
すいません…全く思いつかないです。妄想すれど、どれも面白くないものばかり…。
ペンフレンドクラブに3人コーラス隊追加とか弦楽四重奏追加とかなら妄想できます。笑

バックにフィルハーモニー管弦楽団とか。

ーいま現在、何本くらいギターはお持ちなんですか?

マンドリン、バンジョー、ベース含めると16本ですね。大分減りました。

ー最近、シンパシーを感じているバンドはいますか?

現役活動中ならThe Explorers Clubですかね。それ以外はあんまり思いつかないですね。

ー新潟のアイドル・ユニットRYUTistに楽曲提供しましたが、あれはどういった経緯で?
RYUTist側から大変熱烈なオファーがありまして。
マネージャーの方がペンクラのことが好きとのことで、嬉しかったですね。
「ふたりの夕日ライン」という曲です。

アイドルに寄せた曲ではなく普段のペンクラの曲のように作って欲しいとの依頼だったので、100%好きにやらせていただきました。

ー出来上がりを聴いて、どう感じましたか?
可愛らしく仕上がってていいと思いました。
実は演奏はベース、キーボード、ドラムの打ち込み以外は僕なんですけどね。
コーラス、ギター類は僕です。
割と気にいってる曲なんで今作ってるペンクラ4thアルバムでセルフカバーするんですよ。

(ということは厳密に言うとカバー6曲、オリジナル4曲になりますね。)

ーイラストやデザイン、執筆などマルチな活躍をされてますが、創作は互いにリンクするものなのでしょうか?それとも全くの別物ですか?

リンクしてます。全部音楽に関係してますし、僕のやる(好きな)ジャンルが限られてますしね。

ー音楽産業はインターネットの普及とかもあって、昔とは比べものにならないほど変化しています。音楽を聴くフォーマットも多彩ですし。この変化をミュージシャンとして、どう捉えていますか?
変化はあって然るべきですよね。でもCDは残っていかないとキツイですね。
でもこんなご時世に毎年アルバム(CD)が出せて、且つアナログ盤も出せるのは本当にありがたく思ってます。

買ってくださる皆様のおかげです。

ーもしも無人島にアルバムを5枚持っていくとしたら?
ペンフレンドクラブの1st~4th

大滝詠一「ロングバケーション」

ー今後の活動予定を教えてください

今は4thアルバムを作りながら、ライブでは第4期の音がまとまっていく、仕上がっていく時期です。諸々お見逃しなく。

ー最後にファンにメッセージを!
いつも変わらぬ御愛顧、本当にありがとうございます。

今後共よろしくお願いします。


The Pen Friend Club
2012年に平川雄一により結成。同年8月の初ライブ以降、精力的にライブ / レコーディングを行う。音楽性は主にThe Beach Boys、Phil Spector周辺の60年代中期ウェストコーストロック。今年3月には4代目ボーカル藤本有華を、4月にはサックス大谷英紗子を新メンバーに迎え、ますますスケールアップ。いま、世界中の音楽ファンの注目を一身に浴びている7人組。
■ライブ・スケジュール
8月7日(日)幡ヶ谷Heavy Sick
8月27日(土)武蔵小山Again
詳細は、The Pen Friend Club official