【Review】the Loved

thelovedまず、何の予備知識も情報もなくていいので、 how do you fall in loveを聴いてみてください。60年代フォーク・ロックっぽくもあり、オルタナっぽくもあり、ブリットポップっぽくもある。ザラっとしたディストーションのコード・ストローク、ちょっとディラン風なヴァースからスマッシング・パンプキンズを彷彿とさせるサビのメロディー、湿り気を帯びたサウンド…このミドル・テンポのナンバー、僕、正直やられました。

the Lovedというバンド、オレゴン州ポートランドの3ピースで、メンバーは
lael alderman(Vo&G)
daven hall(B)
jake endicott(D)
僕もほとんど情報は持ち合わせておりませんが、これがデビュー作とのことです。発表されているのは上記を含む計5曲。
スローなsun moon starsは叙情的な楽曲、歌を生かす演奏が心地よく耳に馴染んできます。70年代王道ロック・バンド的な大きなノリのlost at sea、ソロはちょっと初期レディオヘッドを彷彿とさせます。一転して渋谷系 (?!) ポップなthe one you wantは、小洒落たジャケ写が最も似合う曲。ラストmothers & fathersは、前曲とはまた一味違う軽さが持ち味。リプレスメンツやプリテンダーズなどにも通ずるオーソドックスなロック・ナンバーです。
全曲通して聴くと3ピースならではのシンプルな演奏ながら、本当に似た曲がないことに気付かされます。このバンドの引き出しの多さ、懐の深さが伺えます。
アルバムの発表が待ち遠しくなる、そんなニュー・カマーの登場です。
Track listing ;
  1. how do you fall in love
  2. sun moon stars
  3. lost at sea
  4. the one you want
  5. mothers & fathers