【FEATURE】Mark Frith(マーク・フリス)来日前により深く知るために

【FEATURE】Mark Frith(マーク・フリス)来日前により深く知るために

この夏、8年ぶりに来日するMark Frithマーク・フリス)、The Troubadours(ザ・トルバドールズ)のフロントマン&ソングライター(いわゆる中心人物ですね)として有名ですが、ソロで活動している ”現在の” マーク・フリスは、ミュージシャンとして、アーティストとして、ひと回りもふた回りも大きくなった姿で世界中の音楽ファンを魅了し続けているのです。

 

聖地リヴァプールに生まれたマーク・フリス、物心ついた頃からビートルズを聴かされて育った彼は、ビートルズで基礎を作ったあとに各年代のいろいろな音楽を聴き、ブロックを積み重ねるように自分の音楽的趣味を築き上げていきます。そして、足を骨折した14歳の時に運命の日が!初めてギターを手にし、ロックンロールという魔物に恋をします。だいたい、ロックンロールに恋してしまったら、その魔法は一生解けないものなのですが、例外なく彼もそのようですね。その後、2002年にザ・トルバドールズを結成、2007年に自主リリースしたシングル「ギミ・ラヴ」が、インディーチャート20位を記録するスマッシュ・ヒット、プロデュースしたジョン・レッキー(ザ・ストーン・ローゼズ、ザ・ラーズ、レディオヘッド、ミューズ、クーラ・シェイカーらを手がけたイギリスを代表するプロデューサー)が語った「『ギミ・ラヴ』を聴いた瞬間に、彼らと仕事をしなければ!と思ったんだ。そのサウンドは実に新鮮で、とくにソングライターのマーク・フリスは10年にひとり出るか出ないかのソングライターだよ」という賛辞は、このバンドを語る時必ずと言っていいほど目にします。

そしてもうひとり、英ロック界のモッドファーザー、ポール・ウェラーも「ザ・トルバドールズは英国伝統メロディの至宝だ!」(これも必ずと言っていいほど目にします)と大絶賛、UKツアーのオープニング・アクトに彼らを迎えます。こうして世界的にも知名度が上がっていったバンドは翌2008年、本国のレーベルとは別に、独自にアプローチしていた日本のBMG JAPANと契約し『EP』を7月に、そして9月にデビュー・アルバム『The Troubadours』を日本先行でリリースします(結果的にこのアルバムが日本だけのリリースとなったことを踏まえると、本当に「グッジョブ!BMG!」です。)。派手なエフェクトもクールなビートもない、ここにあるのはビートルズやラヴシャックザ・ストーン・ローゼズザ・ラーズなどから受け継いだ素晴らしいメロディーハーモニー、そしてシンプルなバンド・サウンド、いわゆる00年代とかとは無縁の普遍的な魅力を持った楽曲、4人編成のバンドが持つマジックを思う存分堪能できるアルバムです。今聴いても全く色あせていません。「ザ・ラーズの再来」 などと言われ、日本でのアルバム・セールスは一万枚超え、オリコン洋楽チャート22位を記録、そしてサマーソニックで初来日、続いて単独での来日と文字通り順風満帆かに思えたのですが!メンバーチェンジが相次ぎ、2009年には活動休止を余儀なくされます。
その翌年2010年にマークは新バンドThe Captive Hearts(ザ・キャプティヴ・ハーツ)を結成、デビューEP「Hummingbird」を発表するも、またもやメンバーの脱退などですぐに解散状態に追い込まれてしまいます。なんてメンバー運に恵まれない男なのでしょう。
その後は2011年に地元リバプールにて一夜限りのザ・トルバドールズ再結成ライヴはあったものの、Musicaholicのマークはソロとしての道を歩き始めます。元々ソングライターとして定評のあったマークですが、(私個人としての意見ですが)ソロとしての活動が”ミュージシャン” マーク・フリスのポテンシャルを更に開花させたと思っています。何はともあれ、この映像をごらんください(同じ「Gimme Love」で聴き比べてください)。

自由を与えられたマークは、水を得た魚のごとく独創的挑戦的創造性あふれるステージングで聴く者を魅了していきます。空間系エフェクトやルーパーを駆使しステージ上で楽曲を構築していくその様は、まさに表現者であり芸術家。イマジネーションを瞬時に音に変える魔法使いバンド時代には見ることのできなかった新たな面です。もちろん、アコースティック・ギター1本での弾き語りの時も、メロディーの良さ、そして魅力的な歌声がダイレクトに伝わってきて、グッと引き込まれます。こうしてキャリアを重ね、ミュージシャンとしてアーティストとして一皮も二皮も剥けたマークは、昨年秋に満を持してソロ・デビュー・シングル「The First Time」を発表。相変わらずの素晴らしいメロディーとハーモニー、シンプルなサウンドは、耳の肥えたリスナー達からも最大級の賛辞を持って迎えられました。

そして今年2016年、日本が誇る「メロディー&ハーモニー&ロックンロール」バンドThe Mayflowersとの共演が、ここ日本で行われることが決定しました。5月には一足早く本国イギリスで彼らの共演が実現しています。その時の映像はコチラ

何でしょうか?この息の合った演奏は。本当に初めてなの?と疑いたくなってしまいますね。国境を越えた同志達には、細かいリハーサルなんて無用。プレイで会話する様子を見るにつけ「もう、れっきとした”バンド“じゃん!ソロ・アルバムのレコーディングはThe Mayflowersに任せちゃいなよ!」と思ってしまいます。より熟成された彼らのライブが堪能できる日もいよいよ間近に迫ってまいりました。一生解けないロックンロールの魔法が、きっとあなたを虜にしますよ!
【Mark Frith×The Mayflowers Japan Tour 2016】
b3449a_d176993deaec422fa0a751c3ace8eec37/29(金)大阪  心斎橋 VARON
7/30(土)京都  磔磔(たくたく)
7/31(日)東京  代々木 Zher The Zoo
8/1(月)静岡 おれんじホール(すみやグッディ本店)「スクール・オブ・ロック」
8/2(火)名古屋 得三(Tokuzo)

■Mark Frith /マーク・フリス official
http://mark-frith.com/Default.aspx