The Wellgreen “Summer Rain”

a0846690075_10どうしてこうもスコットランドのバンドというのは、心の琴線に触れるのでしょうか?贔屓で言っている訳ではありません、えぇ、決して贔屓ではありません。Daniel WylieもDropkickもTeenage Fanclubも共通項はスコットランドというだけ。でもみんなそれぞれ、聴く者の心を捉えて離さない美しいメロディーという必殺の武器を持っているんです。このThe Wellgreenも、まさにそんな武器を持ったグラスゴーのバンド。Marco Rea、Stuart Kidd、Daniel McGeever、Jim McGoldrickからなる4人組で、2010年に自主レーベルよりアルバム「Wellgreens」をリリース。その後も一貫してDIYにこだわり、各自のソロ・アルバムを挟みつつ約5年ぶりにバンドとしての新作「Summer Rain」を自身のレーベルThe Barne Societyより発表しました。ピアノを軸としたメロディアスでポップな楽曲群、それらを彩る美しいハーモニーは、The BeatlesやThe Beach Boysなどを筆頭に良質な音楽が花開いた”あの時代”を思わせてくれます。

見事なまでに構築されたコード進行のSummer Rain、サビ前のC-A7とか洒落てるなぁ。ソロでは60年代サイケな要素も感じさせるツイン・ギターのハーモニー、ラストは16ビートを強調させて終わる…その余韻のままMaybe It’s The Pressure of the City Life That’s Tearing Us Apartへ。こちらはピアノ主体の美しいハーモニーとI Want to Tell Youを彷彿とさせるメロディー、スライド・ギターのソロもなんとなくジョージっぽいですよ(これは絶対意識して演ってると思う)。Jenniferはもうポール・リスペクトがひしひしと伝わってくる。Sundayのベース・ラインも、まさにポール節ですね。1:30あたりからのリコーダー、これがまた絶妙。続くDon’t Give My Number Awayのイントロの口笛とかRememberのソロもですが、こういうのをサラッと入れてしまうあたり、本当に妬みすら覚えます。憎らしいほどポップのツボを刺激してきます。Dreams Are Made For Dreamers、曲調もですが、特にギター・サウンドが中期ビートルズを感じさせてくれます。はっきり言って好みの音です。
ピアノが効いた極上のポップ・ロック、懐かしさと共に普遍の魅力を持ったメロディー&ハーモニーをお探しの方、ぜったい好きになりますよ!
  1. Summer Rain
  2. Maybe It’s The Pressure of the City Life That’s Tearing Us Apart
  3. Jennifer
  4. Sunday
  5. Don’t Give My Number Away
  6. Secret Footprints
  7. Grin And Bear It
  8. She’s The Greatest
  9. Remember
  10. The Circle
  11. Dreams Are Made For Dreamers
  12. Impossible Love