Mudcrutch “2”

mudcrutch_2_cd_cover_mini_sq-efb7cca9e58ff01dbda254bd130f5f2a5209b822-s400-c85先月のJayhawksに続き、なんとも嬉しいアルバムがリリースされました。Mudcrutch、8年ぶりの2ndアルバムです。タイトルも、そのものズバリ「2」。さすがは円熟の5人組、潔いですね。平均年齢60オーバーのバンドなのに2nd?という方もいらっしゃるかと思いますので(ほぼいないと思われますが)、簡単にご紹介を。
Mudcrutchは、Tom Pettyが76年にThe Heartbreakersを率いてデビューする前(70〜75年)に活動していたバンドです。メンバーはTom Pettyの他に、Mike CampbellとBenmont Tench(言わずと知れたThe Heartbreakers)。そして、元EaglesのBernie Leadonの弟、Tom Leadon、そしてドラムのRandall Marsh。この5人で夢に向かって切磋琢磨していたバンドです。結局、バンドの主導権を巡り2人のTomが揉めてしまい空中分解した(若気の至り?)らしいのですが、2008年に再結成。現在、このバンドをどういうスタンスで各メンバーが捉えているのかは知る由もないが、8年後の今、こうして2枚目のアルバムをリリースしてくれたことは大変喜ばしいことですね。ちなみに、昔も今も、このバンドでTom Pettyはベースを担当しています。
青春時代を歌ったかのようなノスタルジックな#1、”Lynyrd Skynyrdでよく踊ったね” なんて一節、グッと来ますね。アルバムの “Trailer” として、充分すぎるほどの曲。The Heartbreakersっぽさが出ている#2は、思いっきりギターを堪能できます。特にエンディングのギター・ソロ(おそらくMike Campbell)のフレージングとプレイは圧巻。ギタリストなら、この “味” をモノにしたいもんです。憧れます。Randall Marsh作、ボーカルもMarsh自身(1stもそうでしたが、基本的に作者が歌うことが多いですね)のシンプルな#4、フィンガー・スタイルのアコースティック・ギターが美しいフォーキーなナンバー#5は胸に沁みいる素晴らしさ。カントリー&ウェスタン、ブルーグラス的なTom Leadon作の#6は、2人のTomがボーカルを分け合っています。ファズ・ギターとオルガンの音色が60’sへと導くサイケデリックなロッキン・ナンバー#7、もしかしてオリジナルMudcrutchは、時代が時代なだけに当時こんな音を目指していたのかな?なんて思いが頭を巡りました。バレルハウス・マナーの踊れるナンバー#8、言わbrantley-gutierrez-2_wide-153988f31f0013a9c34670c3fddaece226457f71-s800-c85ずもがなのBenmont Tench作。当然、ボーカルもTenchです。カントリー・タッチの#9はTom Pettyの十八番、そして軽快な#10はMike Campbell作。ラスト#11は6分強のミディアム・ナンバー。やっぱり、アメリカン・ロックのアルバムのラストは、こういうインスト・パートたっぷりで演奏も堪能できる曲がよく似合いますね。
このアルバムを携え、バンドはアメリカ国内ツアーを敢行するようです。そろそろ…そろそろ日本に来ませんか?
01. Trailer
02. Dreams Of Flying
03. Beautiful Blue
04. Beautiful World
05. I Forgive It All
06. Other Side Of The Mountain
07. Hope
08. Welcome To Hell
09. Save Your Water
10. Victim Of Circumstance
11. Hungry No More